日本が抱える深刻な問題とは何か?

様々な問題があるなかで、私は「少子高齢化問題」が多くの問題の根本にあると考えています。

私は、訪問歯科のサポートを行うために、全国各地を回ってきました。
そのなかで、私なりにではありますが、地方の現状として、経済活動や人的交流、公的サービスなどの活力として徐々に失われてきているのを感じてきました。

スマートシティ政策により地方の中核都市に都市機能を集約させることで、地方でも安心して生活できるようにすることは、私も大いに賛成しますし、おそらくそれが高齢化日本の生きる道なのだろうとも思います。

しかしながら、そこから取り残されてしまう人たちがいるであろうことも予想します。

そして、それは恐らく新たな情報をキャッチしづらい高齢者の皆さんでしょう。

最近の事例としては、マイナポイント普及の苦戦で思ったことがありました。
マイナポイントで国民1人あたり5000円がもらえますが、マイナンバーカードなどの手続きの複雑さゆえに、普及が進んでいないとのこと。

コロナの影響で、あまり話題に上らなかったこともあるのでしょうが、どれほど手続きが複雑なんだろうと調べたところ…正直言って「これで複雑というのか…」というほどの簡便さ。

年齢を重ねるごとに、新しいことを覚えるのが苦手になり、億劫になります。
これはマイナポイントの登録が複雑であることが問題ではないように思います。

国民全体、あるいは地域全体で何か取組みを変えようとしたときに、例えどれだけ分かりやすく伝えていたとしても、やはり「難しい」「分からない」「説明が不十分」という声が挙がってくるのではないかと思います。

かといって、その方たちを切り捨てて地方都市を集約させていくことはあってはならないと思います。

スマートシティを目指すなかで、取り残されていく方たちの生活も支えていく。そうした地域地域でのディテールサポートが必要ではないでしょうか。

地方における歯科医院の役割

さて、そのなかでの地方の歯科医院の役割を考えてみたいと思います。

歯科医院の役割は、治療によって(痛みを取り除くなどして)再び噛めるようにすることですが、近年の研究などにより、身体全体の健康に密接に結びついていることが明らかになってきました。

〇 口腔ケアによる肺炎やインフルエンザなどの予防になること
〇 しっかりと噛むことでの脳への血流を増やし脳が活性化すること
〇 歯周病菌のコントロールをすることで全身疾患の予防や改善に繋がること
〇 噛み合わせを整えて平衡機能が良くなり転倒防止にもつながること
…など

私よりも歯科医師の皆さまがよくご承知の通りであり、臨床を通じて実感されていることでもあるかと思います。

このように、歯科医院の役割は地域の方々の健康寿命を延ばし、全身の健康を守ることに繋がるのではないでしょうか。
私は、これからの超高齢日本において歯科医療の果たす役割は非常に大きいと考えています。

地方の歯科医院の現状は・・・

しかしながら、、、
地方の歯科医院の経営は決して芳しいものではありません。

地域の歯科経営に特に顕著な問題として、次のような状況を散見してきました。

1. 新患が少ない
2. 高齢化で患者が減少している
3. スタッフも高齢で新たな取組みに否定的
4. 1~3を受けて院長も経営のモチベーションが下がって諦めが入っている

患者も少なく、スタッフも非協力的、院長も年齢を重ねて経営が下降している…
八方塞がりに感じていらっしゃる先生も多いのではないかと予想します。

しかし、敢えて言います。

モチベーションが 下がっているのは動いていないからです。
動けばモチベーションは上がります。
動いていないからモチベーションが下がってしまうのです。

1~4の悪条件がすべて揃っていたとしても大丈夫です!
必ず展望は拓けますし、そのような歯科医院を私は院長先生と一緒に作ってきました。

動きやすいところから動かしていくのが鉄則です。
問題箇所のほうがよく目に付いてしまうのが人間というものですが、まず動きやすいところ、つまり経営者である院長先生が動かれていくことがその第一歩となります。

「改革」よりも「改善」から

これは院長先生の方針によりけりですが、私は「改革」は必要ないと思います。

「改革」するには、今までの否定をあらゆるところで行う必要があり、相応の覚悟が必要であるからです。

私は、地方の歯科医院においては、「改革」ではなく、「改善」をご提案します。

〇 患者数を今までよりも10%増やす
〇 リコール患者を同じように10%増やす
〇 キャンセル患者を10%減らす
〇 自費売上を10%増やす
〇 訪問患者を10%増やす
一つ一つは「改善」による取組みで十分に可能。
そして、それぞれが少しずつ改善するだけでも、年間で大きな売上アップを生むのです。

 

地方の歯科を救う熱い男。

「改善」を通じて、歯科医院を活性化させて、地域の雇用を生む、地域でよりよい歯科医療を拡げていく。私にとっての地域および日本への貢献は、皆さまの歯科医療を通じての地域貢献を後押しすることです。

まずは、無料メール講座「歯科医院経営7つの鉄則」をお読みいただき、動いてみてください。そして、分からない点などはぜひご相談ください。

皆様のお力になれる日を楽しみにしております。

前田剛志