やりたいことと求められること。人生の後半戦での選択とは。

「やりたいこと」を優先しすぎると、「求められていること」と乖離を生み、収入を得られにくくなる。
だから、社会人として「求められること」が何なのか?を常に中心に考えなさいといった考え方はよく聞かれたことがあると思う。

ピーター・ドラッカー曰く
「マーケティングの目的は、顧客について十分に理解し、顧客に合った製品やサービスが自然に売れるようにすることだ」という通り、主体はあくまで「自社(自分)」ではなく「顧客」であることからも、経営的観点からは「やりたいこと<求められていること」なのは主流の考え方だと言える。

しかし、一方でやりたいことを突き詰めたら、それを求めている人は世界には必ずいる。
だから「やりたいこと」をやりなさい。
つまり、「求められていること<やりたいこと」
最近はこういう論調の書籍や啓発も多いように思う。
その背景には、世界の顧客一人ひとりと結びつくことができるようになったIT化が多いに関係しているのだろうが。

私のクライアントで尊敬する一人の先生が、今、やりたいことに大きく舵を切られている。

その先生は、今まで「やりたいこと」よりも「求められること」を優先して仕事に、家庭に、人間関係に、活動してこられた。
結果、経営も成功し、尊敬を集める成果を出してきた。

しかし。
その先生が、残りの人生を考えた時に「本当にこれでいいのか」と深く自問し、
今まで築いてきたものをリセットしてでもやりたいことに情熱を賭けたいとのことだ。

正直、今の私には答えが分からない。
「やりたいこと」と「求められること」の自分にとってのちょうど良いバランスを選択したらダメなのかなんて思ったりもするが、多分それだと真にやりたいことや欲しいものには手が届かないのだろうなあ。

その先生の「やりたいこと」に大きく振り切った行動に、こちらまでドキドキしてしまうところは正直あるが、その夢の実現に私が出来る限りのサポートをしたいと思っているし、やりたいことに注力した結果、素晴らしい人生を送られることに「どうや!前田君!」と証明してほしいなとも思う。

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